始めに
『HUNTER×HUNTER』について考察します。ビスケならゲンスルーたち三人に勝てたかを考えていきます。
コンテンツ
結論
ビスケなら、ゲンスルーとサブとバラの三人を一斉に敵にしたところで、十分に勝てる見込みはあった。とはいえ、負けることもありえたし、ビスケは相手に奥の手がある前提で慎重に備えようとしていた。
またビスケの発はそもそも戦闘向けではないため、能力についての情報は秘匿したい、かつキルアとゴンを育てたいから、本編の戦術をとった。
ビスケの能力はサポート向け
ビスケの発である「魔法美容師(まじかるエステ)」はエステティシャンの「クッキィちゃん」を具現化し、様々なマッサージを行う能力で、オーラを特殊なローションに変化させることで、疲労回復などの効果が得られるものです。「桃色吐息(ピアノマッサージ)」は、30分で8時間睡眠と同等の疲労回復効果を得られるマッサージです。
このようにビスケの発は全く戦闘向けではなく、あくまでもサポート向けです。ハンターとしては、長期戦や持久戦においてコンディションを保つ(例えばモラウもキメラアント戦でビスケのサポートを得られていたら、もう少し長く戦えたでしょう)、後進の育成に尽くす、などの目的に特化した能力といえます。
なのでビスケの強さは、もっぱら体術に由来します。
ビスケの強さのベクトルはウヴォーと重なる
ビスケの強さのベクトルは、その強化系の(ビスケはおそらく変化形ですが)能力です。つまり体力、筋力、体術に特化した強さになっています。そのため、格下や格上にもある程度のパワープレイが有効になりうる一方で、相手の発次第では、格下相手の敗北もあり得ます。実際、ウヴォーギンも、クラピカ相手に完全に油断と慢心があって、かつ相手にメタを張られてしまったために敗れました。
このようにビスケは強靭な肉体と判断力も相まって、単なる筋肉バカではないものの、相手の絡め手の内容によっては、格下相手にも敗北しやすいです。
それを踏まえた上で、普段は自身を弱く見せることで、情報戦でうまく立ち回っているといえます。
ボマーについての情報は少なかった
戦闘前に、ゴンたちがボマーについて知っていた情報はゲンスルーのリトルフラワーとカウントダウンでしたが、他にも爆弾を利用した能力があったのか、サブとバラにも発があるのか、またグループで何か共有する発があるのかなど、不透明でした。だから、ビスケの体術だけで三人とも倒せるかどうかは、ビスケの視点からしても怪しいところではあったと思います。
そのため、本編のようなマンツーマン作戦をとったと解釈できます。
ゴンとゲンスルーをぶつけたのはなぜ
それが最も経験をつめるからと判断したからだと思われます。また、殺される可能性も低いと考えたものと思われます。
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