『HUNTER×HUNTER』考察。ピトーとネテロ、どっちが強いか

始めに

　『HUNTER×HUNTER』を考察します。ピトーとネテロ、どっちが強いかを考察します。

コンテンツ

結論

作中のネテロの戦闘力への評価

　設定的にも、オーラの総量では護衛軍以上は圧倒的で、ネテロのような最上位のハンターでもその点では太刀打ちできないことが示されています。例えばユピーはモラウのオーラの総量の10倍以上であるとナックルは評価しています。またネテロとモラウ、ノヴでは、ネテロの方がまだまだ強いものの、そこまでの圧倒的な差があるわけではなさそうなことが双方の評価から伺えます。

　またキルア、コルトは、護衛軍とネテロのオーラを比べて、勝ち目が薄いことを語っています。ネテロも、相手の円を見て、ワシより強いかもしれないと言っていました。とはいえ、この後でネテロは特訓をしているので、若干パラメーターは向上していますが、ネテロが見かけた時のピトーはまだ発も覚えたてでした。

ピトーの戦闘力の描写、評価

　ピトーはカイト、ゴンさんなど、実力差が大きい相手との戦闘ばかりで、正確な実力がわかりません。とはいえ、メルエムが殺すつもりで不意打ちに殴ったところでかすり傷だったので、相当な実力がうかがえます。また覚醒前メルエムとピトーではそこまで攻防力に歴然とした差がないことがこの描写から伺えます。

　メルエムの攻撃を両者とも受けていることから、メルエムを物差しに、比較をできそうです。

メルエム対ネテロ

　しばしば、メルエムとネテロ戦では、メルエムが軍棋をおさめていなかったら負けもありえていた、という評価を見ますが、怪しいです。そもそもメルエム対ネテロ戦は、メルエム側としては相手の心を摘んで無力化するための戦いだったので、加減をしていたはずです。当時発を身につけていなかったのかもしれませんが、体術だけでゴリ押しし、狙った体の部位を指定してただの一撃で奪いました。

　これは例えるならシルバ&ゼノ対クロロのような感じです。あの時、クロロは相手を生捕りにしようとしていたため、全力を出しきれていなかった(なのでその状態ならまずゼノが勝つ)ことが示唆されていました。つまりメルエムも殺すつもりで立ち回っていたら、軍棋をおさめておらずとも、もっと早くに決着がついていたかもしれませんし、そもそもいくらネテロが攻撃しても、ゼロの型を使っても、メルエムにはかすり傷程度しか入りません。

ネテロ対ピトーは…

　実際、ピトーがネテロの百式観音の不意打ちを喰らっても、メルエムと同様にかすり傷すらほとんど受けませんでした。これが二人の攻防力の明確な差を示しています。

　その上で、ピトーは玩具修理者による吹っ飛ばしハメの対策があり、人形を使った集団戦も可能です。本編で明らかになっていない手札もありそうです。その上で、ネテロを殺すつもりで戦ったら、零の型を受けたところで致命傷は受けない(メルエムと大差ない攻防力)だろうし、勝負はピトーに有利な印象です。